三室戸寺

●由来
宝亀元年(西暦770年)に、光仁天皇が宮中に毎夜金色の霊光が差し込むのをご覧になって、この奇瑞を大変お喜びになり、右小弁犬養に勅して、霊光の源を訪ねさせたところ、山奥の渓流から二臂千手観音が現れたという。
それを喜んだ光仁天皇が御室を移してその観音を祀り、御室戸寺としたのが起こりと伝える。
創建以来、光仁、花山、白河三帝の離宮になったため、御の字を、三に替え、三室戸寺と称するようになった。

●本尊
二臂千手観

※二臂・・腕が2本
※千手観音・・千の手と千の目を持つ観音様。一般的に顔が11個、腕が42本(十一面十二臂)で表現されることが多い。胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救う(25×40=1000)ものとして表現されています。

●宗派
本山修験宗の別格本山

●山号
明星山

●補足
西国三十三所観音霊場第十番札所

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