●観音さまとは?
観音菩薩とは『観音経』や『般若心経』などに登場する菩薩の一尊(いっそん)。
如来(※)になるために修行中の身で、世の中のありとあらゆる人を救うために様々な姿に変身します。本来は男性であったと考えられていますが、美しい女性の姿の像が多く作られ、特に日本や中国などで広く信仰を集めています。
※如来(にょらい):「悟りを開き、真理に達した者」のこと。(諸説あります)
●千手観音
千の手と千の目を持つ観音様。一般的に顔が11個、腕が42本(十一面十二臂)で表現されることが多い。胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救う(25×40=1000)ものとして表現されています。
掌にはそれぞれ1個の目を持っており、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表しています。